キャリートレードとは
キャリートレードって、要するに何?
キャリートレードとは、外国為替取引(FXなど)において金利の高い通貨を買い持ち、金利の低い通貨を売り持ちという形にして、そのポジションを保持(キャリー)することによって、金利差分のスワップ金利(スワップポイント)を毎日受け取ることによって収益を得るという投資手法である。
一般には、キャリートレードが話題になるときは、ヘッジファンドなど大きな投機筋の動きを指すことが多いようだ。
このように説明をすると分りにくいかもしれないが、平たく言えばいわゆる「スワップ狙い」とか「スワップ派」などと称してFX取引を行う投資家が行っているFX投資は、キャリートレードに他ならない。
キャリートレードの定義から考えると分るが、キャリートレードの対象となる通貨ペアは、高金利通貨と低金利通貨の組み合わせとなる。
具体的には、以下のような通貨ペアがキャリートレード、特に円キャリートレードでは代表的な通貨ペアである:
円キャリートレードにおける代表的な通貨ペア
- ドル円 (USD/JPY)
- ポンド円 (GBP/JPY)
- ユーロ円 (EUR/JPY)
- オーストラリアドル円 (AUD/JPY)
- ニュージーランドドル円 (NZD/JPY)
- カナダドル円 (CAD/JPY)
スイスフラン・キャリートレードにおける代表的な通貨ペア
キャリートレードでは、低金利通貨のもう一つの選択肢としてスイスフラン(CHF)もよく使用される。- ドル・スイスフラン (USD/CHF)
- ポンド・スイスフラン (GBP/CHF)
- ユーロ・スイスフラン (EUR/CHF)
- オーストラリアドル・スイスフラン (AUD/CHF)
- ニュージーランドドル・スイスフラン (NZD/CHF)
私がメインで使用しているFX取引業者の一つであるFXCMジャパンでは、上記の通貨ペアのうち AUD/CHFとNZD/CHF 以外ならすべて取引可能なので、各通貨ペアの為替レート状況に応じて柔軟なキャリートレードを行うことができる。
円キャリーとスイスフランキャリーを比べると、スワップポイントは円キャリートレードの方がより多く受け取れるが、その分ボラティリティも高いので、証拠金に余裕を持たせるなどの備えが必要である。
また、円ベース、スイスフラン・ベース、いずれの場合でも、スワップ金利による収益が為替レートの変動による為替差損で一瞬にして吹き飛ぶことも多いので十分に注意されたい。