ポンドの為替レート・相場見通し:調整は一体いつか?

ポンドが相変わらず強い。(って、最近こればっか・・・f(^_^);; )

しかし、この直近の上げトレンドもそろそろ転換する時期に来ているのでは無いかと思う。(でないと、困る。笑)

その理由:最近の傾向では、だいたい上げ相場は1週間、長くても2週間ほど続いて1〜3日ほど調整(下落)という感じで推移していて、前回の調整後に再び上げ相場が持続して10日ほど経ち、そろそろ2週間になるからである。(左下のポンド円チャート(FXCM社のFXTSプラグイン利用)を参照)
ポンド円(USD/JPY) 日足チャート 2007年1月

もちろん、単純に期間だけで(≒テクニカルな要因が支配的な)相場の転換が決まるほど単純ではないので、何らかのトリガーが入ってからだとは考える。 そこで、もし今週中にポンド高の調整が起きるとすれば、いつ頃にその可能性があるかを、ポジション売買の量や経済指標も含めて考えてみたい。

(システムで運用している限り、特に予想ということは本来あまり必要が無いことであるはずだが・・・裁量トレードも多少やってるので。)

※ ポンドということで、以下ここではポンド円(GBP/JPY)で考える。

まず、ポジション量、つまりポンドと他通貨(円またはドル)の売り買いの偏りから見てみる。
代表的なデータとして、IMMポジションをチェックしてみた。 

これについては、外為どっとコム社がエクセルのグラフとデータをホームページで公開しているのでそのIMMポジション・データを上記のリンクから参照されたいが、ポンドのポジション量のグラフ(左から三つ目のタブ、"bpグラフ")を見てお分かりのように、投機筋の英ポンド買いポジションは高水準に張り付いている。

この英ポンド買い持ちのポジション量に比例してポンドドルもレートが上がり、今日現在も1ポンド1.97ドルを上回るポンド高の水準で高止まりという状況。

したがって、何かのトリガー(経済指標で英国経済にマイナスのデータなど、あるいは英国で何かテロが起きたとか)が生じたときに、一気にポンド売りドル買い、円買い、スイスフラン買いに振れてポンドが急落する可能性があると考える。(これについては、マネー&マネーの吉田恒先生も指摘していた。)

次に、そのような急落をもたらす可能性のある(あくまで可能性・・・絶対では無いので注意)経済指標として、今週は1/24・水曜日の夕方(午後6:30)にイングランド銀行(BOE)議事録と2006年第4四半期のGDP発表がある。
(1/25の木曜日にも自動車生産という指標があるが、これはおそらく大した影響を与えないと思う。)

つい最近利上げしたくらいなので、GDPの数値(=0.7%)もおそらく予想より悪いものでは無いと思うが、もし市場の事前予想値よりもかなり悪い数値が出た場合、おそらくこれがトリガーになってポンドの調整売りが出ると考える。

ただ、中長期的にはまだ英国経済が急速に減速しているというようにも聞いていないので、上記のシナリオはどれほどの可能性かということについては何とも言えない。 ぶっちゃけた話、出たとこ勝負である。

テクニカル的には、ボリンジャーバンドの+2σの上限にほぼ張り付いたような形で上昇してきて、さすがにポンドの上値も重くなっているように感じるので(特にドルに対して)、その意味でもいったん調整が起きてまた高値を更新というシナリオかな、と思う。(ポンドがまだドルに対して上昇するのであれば)

確かに、円に対しては絶対金利差がドルに対してと同じ5%あり、キャリーすれば1万ポンドで300円(FXCMの場合)ものスワップポイントが付くのは、ダントツの魅力だ。 1ポンド240円もクリアした今、次の目標が250円と言われたら、確かにそこまで上昇しても不思議ではないと思えてきた。(過去にその水準にあったこともまた事実だし。)

ただ、まったく調整無しに一本調子で上昇すると言うことも考えにくい。 

ということで、もし今週水曜日のGDPが予想より悪い数値だったら、あるいはBOE議事録で実は利上げ反対のメンバーが少なからずいたというようなことがあれば、ポンドの利上げ打ち止め→利下げ観測の台頭から一気に売り、というシナリオもあることをポンドを買っている投資家は考えておくべきだと思う。

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