日銀利上げの見送りが意味するもの

先の日銀利上げ見送りについて、ネットでおもしろい記事を見つけた:

まずは、この記事をご一読頂ければと思うのだが、日銀が政府の圧力に屈したという立花氏の指摘はさもありなんである。 ということで、最初の3ページ目くらいまでは流して(またはこのブログの記事と元記事からの引用部分だけ)読んで頂いて構わないが、一般の日本国民として一番留意しておきたいのは、次の箇所:

日本で円をゼロ金利で大量に獲得できるのは、翌日物コール市場だった。そこで得た大量の超短期資金を集めてつないで、長期物の債券投資にまわす金融技術があるのは、やはり外銀だった。その資金調達量は、いま10兆円台の規模に達しようとしている。

要するに、ゼロ金利・量的緩和時代の日本で、一方的に利益を獲得していたのは、日本の金融機関と外国の金融機関、それに輸出産業などだった。それに対して、一方的に損失をこうむっていたのは、銀行の預金者と日本国と日本国の納税者たち、要するに日本国民のすべてといっていいのだ。

立花氏の論旨では、日銀利上げは本来独立性を持っているべき日本の中央銀行(=日銀)が政府・自民党の圧力に屈して今回の利上げを見送ったことにより日本円への信任が失われ、日本が国全体として大きな損失を被ったとしている。 

この主張に関しては、確かにそうかもしれないと思う。 
(私が講読している "Felix" というアメリカ人のメルマガでも、日本円や日銀に対する不信感が記されていた。)

では、そのように信任を失った通貨政策を続ける国に暮らさなければならない私達は何をすべきか?


結論から言うと、やはり自分の身は自分で守るしかない、と私は思う。

具体的には、国の失政や無策、それに合法的な財産収奪、外資系企業による経済的支配などのリスクから逃れるためには、資産を日本円の現金や預金だけで保有することを改め、より安全な資産へと振り向け管理・運用するということだ。 (あと、やはり日本脱出ということも考えておかないと・・・)

そういう意味でも、FXのような資産運用は有利、というよりも>必須になりつつあるのではないかと考える。

このまま日銀が金利を上げることができないまま時が流れれば、この国の抱える巨額の財政赤字、少子高齢化による人口減少(全体的に、また日本経済を支えるために必要な産業年齢人口の点でも)、などの問題とも相まって国際的に見て極端に金利が低い日本円の価値は長期的に下がり続ける可能性が高いと考える。

(ご存知の通り、財政赤字があまりにも巨額なため、プライマリーバランスが黒字化した程度では、他の先進諸国並みの金利水準まで日本の制作金利を引き上げることは非常に難しいと考えられる。)

そうであれば、そのように価値の下がり続ける通貨(=日本円)を良いタイミングで売り、価値が維持される、または長期的に見て価値が上がると考えられる通貨やそのような国の実物資産に投資することが、手遅れになる前に必要となってくる。

FXはそういう観点で考えたときに、日本人が個人として資産の防衛・管理・運用のために外せない道具の一つとなるだろう。 確かに、十分に注意をしなければ、大きな損失を被るリスクはあるが、外国為替投資というものの特質を十分に理解し、準備をきちんと行うことによってリスクの大部分に対応することが可能である。

その一方で、円資産だけに頼り続けることは、日本円の価値低減に伴うインフレ(円資産の目減り)によって知らぬ間にお金が無くなってしまい、気がついたら1000万円の貯金があっても月々の家賃の支払い、日々の暮らしにも困るようになってしまった、、、などということが起こらないとは言えないと思うのである。

巷の一部評論家が煽り立てるような国家財政破綻預金封鎖、急激なハイパーインフレやスタグフレーションは実際には起こらないかもしれない。

しかし、アルゼンチンやタイのような国で、財政破綻や通貨危機が起こったときのことを心に留めて、もしそのような非常事態、異常事態が発生した場合でも経済的に困窮することが無いように万全の備えをしていたい。

日本人としてはとても残念だが、この国の政治・政府は高度成長が終わってからというもの、三流のままだし、あまり信用できない。 政治家というのはどの先進国でも嘘つきだとか、信用できるものではないとか言われるものだが、欧州や北米、オセアニアの先進国の政府・政治はまだはるかにマシだと思う。(個人的な意見)

この国(の政府)がどうなろうと、自分はその道連れにならずに生きていかなければならない。
FX投資や英語力の維持、移住先候補の情報収集などによっていざという時の備えを進めつつ、どんな経済状況になっても世界のどこかでサバイバルできるようにしたい、と真剣に考える今日この頃。。。

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