ユーロオージー(EUR/AUD)でスワップ狙い
ユーロ・オーストラリアドル(EUR/AUD、以下ユーロオージー)のショート(売り持ち)ポジションを先週仕込んだことについては、既にブログ記事として書いたが、この通貨ペアの特徴とメリットなどについて少し書いておきたい。
現在の当方のユーロオージー・ポジションは、平均売値は 1.6738 豪ドルで計3枚(30,000通貨単位)の売り持ち。
スワップポイントは、ポジション1枚・1日当り +106円 なので3枚だと合計で318円が日毎にもらえることになる。
今週の終値は、1.6755程度となっているので、スプレッドを考慮すると若干の含み損となっているが、先のブログ記事に書いたとおり中長期に渡ってスワップ狙いのシステムでキャリートレードするつもりでいるので、特に問題にはならない。
では、以下になぜこの通貨ペアがオススメかをまとめてみよう。 端的に言えば、次の一言に集約される:
ユーロが下落、または豪ドルが上昇すれば、スワップ金利と為替差益が得られて美味しいということ。
で、これまた先にも書いたとおり、資源の供給がタイトなわりに需要がBRICs諸国などで増加する一方であるため代表的な資源国であるオーストラリアの通貨である豪ドルは、短期的には上がったり下がったりはあるが、長期的には値上がりする可能性が非常に高いという判断である。
もちろん、ユーロも第二の基軸通貨としてドルを置き換えるような動きが国際的に見られるため、長期的に強含み(特にドルや円に対して)だと考えるが、欧州はオーストラリアほど豊富な資源を産出しない。
また、ユーロ圏の統合においてもまだまだ不安定な要因があるのに比べて、人口や経済規模の点ではEUの10分の1以下ではあるが単一国家であり政治的にも安定しておりカントリーリスクも少ないオーストラリアは今後も安定した経済成長が見込める。(私も将来、オーストラリアに居住や仕事の拠点が持ちたいと考えている。)
ユーロオージーのメリットは、ざっとこんな感じ。
あと、トレードしてみて感じたこと、分ったことは次のようなこと:
- 通貨ペアとしての性格は、ポンドオージー(GBP/AUD)、ユーロキウィ(EUR/NZD)、ユーロポンド(EUR/GBP)などとも若干の相関があると考えられるが、スワップ(ポンドオージーやユーロポンドのほぼ倍)やスプレッド(ポンドオージーより2pips少ない)ではより有利。
- ポンドオージーに比べると、ボラティリティ(値動きの激しさ)が低いように感じる。実際に、日足チャートで日毎のローソク足の大小を見ると、ポンドオージーよりも値動きが小幅であることが分る。つまり、スワップ狙いのキャリートレードにはポンドオージーよりも適しているということ。
- 最後に、これは円が絡まない通貨ペアに共通のメリットだが、ドル円やクロス円のように日本の政策金利や経済状況に左右されないため、それらの通貨ペアのポジションと同時にトレードする場合にリスク分散が可能。
と、こんなメリットがあるのがユーロオージーという通貨ペアである。
オセアニア通貨のトレードでも豪ドル円やキウィ円は常に円高の心配をしなければならない(既に、どちらも高値圏での推移で不慮の円高を考えるとロングするのが怖い)が、ユーロのショートであればその心配が少ないのだ。
この記事を読んだあなたも、豪ドルやキウイを円ショートばかりでロングするのではなく、ユーロオージーでのスワップ稼ぎも是非考えてみてはいかがだろう。