円キャリートレード再燃で円安ドル安に逆戻りか

どうやら、円キャリートレードがまたまた再開したような感じだ。

サブプライム・ローン問題の深刻化が懸念されているおり、注目されていた今日未明のFOMCでは、バーナンキ議長がややタカ派的な発言をしたため、色々と解釈を巡って相場が動いたものの結局はダウが続伸するという経緯となっており、これが為替相場に対しても、米景気回復 → ドル安(対円以外)・円安 という流れに働いたようだ。

ドル買い・欧州通貨売りのポジションをずっと持っている当方としては、これでまたお預けを食った格好。
せっかくポンドも 2.01台まで戻ってきていたのだが・・・(素直に240割れ位でポンド円ロングしてれば何も問題ないということなのか・・・?)

しかし、どうしてもクロス円のスワップ狙いは急落が恐くて手を出せないのである。。。
例えば、こんなFX・外為関連ニュースがある:


日経ネット(日本経済新聞社サイト)の記事:
  → IMF「円は過小評価」・日本経済、底堅い成長予測・審査報告書

先にも、米国議会の動きなどで吉田恒先生が円高に警鐘を鳴らしていることなどにも触れたと思うが、IMF(国際通貨基金)も円が日本経済の割りに過小評価されていると指摘している。

俺に言わせれば、巨額の財政赤字のために政策金利を上げられない以上、絶対金利差によって国際的な外国為替市場で円が投機的に売られるのは極自然な成り行きだと思うのだが。

これを無理やりに修正するような動き、例えば、無理やりに日銀が金利を引き上げるとか、あるいは円買い介入をするとか、という金融政策を取れば、今度は日本の財政破綻のリスク増大やドル暴落(円買い→ドル売り)による金融不安や世界恐慌に繋がる恐れもあるのではないかと思う。

あくまでも単なる一介のFX個人投資家による邪推かも知れないが、IMFの高官などには日本で顕在化する格差問題(持てる者・持たざる者、東京とそれ以外の地方、などなど)、少子高齢化と人口減少、などなどの問題のために、見かけ上は拡大中で戦後最大などと言われている「好景気」がまだら模様で実際にはそれほど楽観できるような経済状態ではないということ、など理解されていないのではないかと思うのだ。

まぁ、FOMCも無事乗り切れてサブプライム問題もこれ以上深刻化しなければ、日銀の8月利上げはほぼ織り込み済みとなってきたようなので、利上げ→「好景気?」の押さえ込みと言う流れでやはり中期的にはもう少し円高が進むかも知れない。

ただ、それ以降は一段の金利引き上げは先に述べたような理由から難しい(それに金利引き上げによって実際に景気がまた少し悪くなる)だろうから、金利高・円高・株安→景気減速 → 円安への回帰となるのではなかろうか。

しょせん、日本とそれ以外の先進各国との間の絶対金利差は、日本並みに景気が悪化して金利をいまの日本と同程度の低金利にしなければならないような国が出てこない限り(そして、そんな可能性は極めて低いはず)解消しえないので、長期的には円キャリートレードは解消されないだろう。

かくして、静かなるキャピタル・フライトはゆっくりとしかし確実に進行していくのだろうか。。。
年金もあまり当てにならないし、結局は自分の身は自分で守るしかないという結論に落ち着くのである。
(だから、FXももっと頑張ってしっかり稼ぐぁにゃならんのだけどねぇ。とほほ。)

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